(読書メモ) モブプログラミング・ベストプラクティス まとめ・感想
読んだ本 books.rakuten.co.jp 英語版 learning.oreilly.com
モブプログラミング自体はこのブログがよくまとまってると思います。 medium.com
全体のまとめ
モブプログラミングへの感想
チームのコミュニケーションとスキルシェアリングを主として、モブプロを導入したいと思って、いろいろと調べてたらこの本がおすすめされたので、読んでみた。 実際にこの本を読みながら、チーム内で、モブプロを導入してみた。今、リモートチームということもあり、この本通りにいかないことも多くあったが、考え方自体を理解していれば、それに伴って、自チームのオリジナルのモブスタイルが生まれてきて、なかなかおもしろかった。リモートモブワークのことについてはまた、別の機会にブログにしたいと思う。あと、モブ自体は今の所うまくできており、ナリッジシェアリングやコミュニケーションの増加につながっている。フロー重視の開発に対し、正しい理解をして、なんのためにこれを導入するかを考えることが非常に重要だと思う。
本の感想
モブプログラミングとは、なにか、メリット・デメリットはなにか、導入と継続はどうするか、より効果的にモブするためにはどうするか、などに焦点をおいて、無駄な情報はなく、シンプルなので簡単に理解できるいい本だった。著者の経験や、解決策なども盛り込まれており、非常に参考になる。また、エンジニアチームという観点からもこの本は良い切り口を書いており、チームの育成を考えると、もう一度、必要なときに読みたい本。
どういった人におすすめ
今後、誰かに本を紹介するときのために、ちょっと、まとめてみる。
チームに所属していて、こういった悩みやモチベーションがある方
- プルリクのレビューが遅い、リリースまでのサイクルが遅い
- チームでスキルセットが偏ってる、スーパースペシャリスト様がいる
- ペアプロがうまくいかなかった、モブプロを導入したがしっくりこない
- タスクの終わり方がゆるゆるとしてる
- モブプロに興味がある
- 新しいことをしてみたい、チャレンジングなチームだ
- 知識をシェアする時間が非常に長い、同じことを毎度新規の人に説明してる
- 組織でのチームビルディングにコーディングが使える
印象に残ったこと
モブプログラミング
- いくつかベストプラクティスな話があるので、まずはそれに準拠するといいかも、で必要に応じてチームで変更していく。
モブプログラミング導入の仕方
- 最初は実験として導入
- 最初の何回かは必ずレトロスペクティブ
バットマン制度
- 名前がいいよね
- モブプログラミングを止める割り込みを止める人
- 他でも使えそうな考え方
- 割り込み自体を止めるスキルをシェア
タックマンモデルとモブプログラミング
- もし、モブプログラミングを初めて、問題が出てきたら、それは表面化しただけなので(幸いなことに)、良いことだ。タックマンモデルで言う混乱期。
フロー重視の進め方
- 自チームがリソース重視だったので、非常に参考になる考え方。全部フロー重視でタスクしなくとも、フロー+リソース重視でより効率的に育つチームを作れる気がする。
フローを維持するために
- 場所を確保
- 邪魔を減らす
- みんなが違和感ないキーボードとエディタ
採用面接にも役に立つ
- 1,2日短期採用期間を設けることが可能なら、モブプログラミングすると良いかも
- 1,2時間ならペアプログラミングするのもありかも
こんな感じかな。チームで今、週1のモブプログラミングをしてみているので、また、それをベースにブログを書きたいと思います。それについて、まとめました。ぜひこちらも、読んでください。