パリで働いて感じたこと 第5話 レトロスペクティブ楽しい
どーも、だいごろうです。
今回、パリで感じたことというより、
会社でやってるスクラムのレトロスペクティブが面白いなと思ったので、
ブログに書いておきます。
(スクラム?それってラグビーのことだろ??ってひとは、ごめんなさい。)
チームで振り返りをしてみたいって人にはおすすめ。ただし、コンテンツは英語。
日本語で雰囲気を知りたい人はご連絡下しあ。
さきに、このレトロスペクティブの流れのイメージを話すと
レトロスペクティブが始まると、
最初に、スプリントの全体を全員が1枚ずつ絵を書いて発表します。
次に、スプリントのイベントをTwitterのつぶやきの書き方で時系列に並べます。
それから、何をすれば次のスプリントが完璧になるかをボード上に貼っていきます。
そのボード上のモノを、実行しやすいかどうか、効果が高いかどうかの軸で並べ、
実行しやすく、効果が高いものを次のスプリントの目標に設定する!
という感じで、わいわい楽しみながら、みんなでスプリントを思い出し、
なにすれば良くなるかなーってのを話し合うイメージです。
しかも、毎回レトロスペクティブの中身が変わります!
じゃあ、具体的に説明していきます。
使ってるもの
Retromatというレトロスペクティブ用に作られたページ
Retromat - Inspiration & plans for (agile) retrospectives
このブログの著者が運営してるみたいです。
Finding-Marbles | Making sense of systems – Lean, Agile, Change & Communication
このページどうみるのか
このレトロスペクティブでは5つのステップに分かれています。
- SET THE STAGE ( 振り返る準備に入る
- GATHER DATA ( スプリントの出来事を集める
- GENERATE INSIGHTS ( 改善点、良かった点をあぶり出す
- DECIDE WHAT TO DO (何するか決める
- CLOSE THE RETROSPECTIVE ( 振り返りの締め
ページを見ていただくと、色によって、5ステップに分かれてるのがわかるかと思います。
そして、それぞれのステップに複数のコンテンツがあるので、
毎回それを変えながら、いつも違った形でレトロスペクティブを楽しむことができます。
しかも、それぞれのステップで10-20くらいのアクティビティがあり、
全部で105のアクティビティが有るみたいです (2015/07/24現在
3321204 combinations (20x23x19x19x20+4)って公式に書いてあるっすね。
最後の+4がよくわからんっすけどw
ちなみに、ページアクセスすると、自動でアクティビティを選んでくれます。
しかも、それぞれの組み合わせはURLとして、表現されているので、
URLのコピペでレトロスペクティブの項目を保存しておけます。(便利)
では、それぞれのステップがどんなことをするか例を上げて説明します
例
SET THE STAGE ( 振り返る準備に入る
Check In - Amazon Review (#18)
スプリントをアマゾンのレビューと同じように評価する
- Title
- Content
- Star rating (5 stars is the best)
そして、前で発表する
http://plans-for-retrospectives.com/?id=18
GATHER DATA ( スプリントの出来事を集める
#tweetmysprint (#97)
ホワイトボードにスプリントの始まりから、終わりまで時間軸を書き、
その上に付箋で、twitterでつぶやくように出来事を書いていく。
もちろん、@や#タグなども使って良い。
@daigoro
ここでだいごろうのバグ発見があった。
おかげで、リリース前にフィックスできた。
#bugfix #goodjob
GENERATE INSIGHTS ( 改善点、良かった点をあぶり出す
Perfection Game (#20)
全員が2枚の付箋を持つ、
1枚には前回のスプリントを10点満点で評価する。
もう1枚には、どうすれば次のスプリントが10点満点になるか書く。
最後に、一人一人、前で発表しながらホワイトボードに貼る。
http://plans-for-retrospectives.com/?id=20
DECIDE WHAT TO DO (何するか決める
Divide the Dollar (#72)
前のステップで出た改善点をすべて、並べて
もし、自分が100ドル持ってたら、どれにどれだけ投資するかを書く。
全員が投資を書いた時点で、点数が高い順から次のアクションになる。
http://plans-for-retrospectives.com/?id=72
CLOSE THE RETROSPECTIVE ( 振り返りの締め
Motivational Poster (#92)
前のステップで決めたアクションをポスターにして自席の近くに貼っておく。
ポイントは、
- イメージ画像が有ること、
- チーム同意のアクションが書いてあること
- 自分の行動イメージが書いてあること
ちなみに
僕らが会社でやってるのは、ここにあるアクティビティを噛み砕いて、やりやすいようにやってます。
どうでしょうイメージ湧きましたでしょうか?
複雑そうに見えますが、非常に簡単なので、
レトロスペクティブがマンネリ化してると思うならば、
一度やってみることをおすすめします。
ちなみに、こちら、プリントエディションもありますので、
もし、興味がある方がいらっしゃいましたら、購入してみるのもありです。
この地球上なら送料無料です。(僕も買って、日本に送ってもらってますw
ただ、今年の販売が7/26までなので、もし買いたい方がいたら、早めに。
Retromat - The Print Edition
本日は、いままでにないくらいちゃんとブログを書いた気がします。
フランスに来て、スクラム・アジャイルを自由にやってる方々を見ると、
日本では形式から入る人が多いのでは?と感じます。
とりあえず、こういう面白そうなことだけから始めるのもいいかなーって感じました。
では!