だいごろうのブログ

熊本出身で大阪、東京、パリを転勤して、今は福岡でデータエンジニアです

ガウディから約半年たった。

今日はエンジニア関係の話です。
1ヶ月ぶりのブログで、自分の3日坊主っぷりに安心してます。

さて

ガウディの思想というタイトルを付属して発表させていただいてから、
約半年がたちました。
現場のコード意識を変えるために導入したリーダブルコードとガウディの思想 - DevLove甲子園2014技 -

開発のチーム内で、「設計思想」を大事にすることを意識して仕事をしていて
なんか、うまく回ってるなって思ったことがあったので、ちょっと書きます。

トライしてたこと

  • まずは、設計前にどういう思想で設計するか話し合う。
  • 設計のときに、why -> how -> what の順番で考える。
  • ちゃんと、Whyの共通認識をチームで持つ。あと、コードに書く。

最近、うまく回ってきたなって実感したこと

自分がいない場所で、開発メンバーが実装について話しているときに
「思想的に、ここの設計はこういうじゃなくて」
みたいな会話が聞こえてきて、
「自分がいなくても大丈夫そうだな」って思いました。


この流れが続いてけば、最初の開発者がいなくても
このプロダクトがうまく開発されていくんだろうなぁ


そんだけ!お疲れました!

越境について〜固定概念からの越境〜

DevLoveのAdvent Calendar越境の1月17日(土)記事を書かせていただきたいと思います。
DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」 - DevLOVE | Doorkeeper
このテーマは「(自分にとっての)越境」です。
長文失礼。

越境

今回、僕が話す越境は「固定概念からの越境」です。

名言から考える「越境」

本当に強い者とは どういうものかがわかるのは・・・ 本当に強い者になったときじゃ
by バガボンド 胤栄

はい。僕の大好きな井上雄彦さんの漫画バガボンドより引用させていただきました。

まさに、(僕の中で)越境とはコレだと思います。越境したことは越境したことがある人にしかわからないし、それを言葉にしたところで、してない人にはほとんどが絵本の中のお伽話を聞いてるような状態です。越境話とはそういうことではないでしょうか。
それに、越境とはやるまで上手くいくかもわからないものです。それでも、模索しながら考えて行動することが、越境の一歩ではないでしょうか。少なくとも僕は、そう思います。だから、自分の越境に「どう考えてるか」と「どう至ったか」をココに記します。

固定概念からの越境について考えたこと。

僕が大事だと思うことが2つあります。
「気付き」と「活かす」です。
そして、避けることとして
「決めつけること」です。

「気付き」

まず、日常からアンテナを張り気付くことが大事だと思います。
気づきと知見なければ、アイディアにはつながりません。
僕が知るかぎりだと、面白いと思う芸人は日常であった面白いことに気付くのが上手いですし。世の中に普及しているwebサービスは、日常からの気付きから生まれた物もあるかと思います。
日常から周りに、小さなことでも面白いことはないか。にアンテナを貼ることから始まると思います。

「活かす」

そして次に、この気付き活かすということを考えます。
「この前したゲームの内容って、意外と仕事で活かせるんじゃない?」
「この前読んだ映画評論の雑誌って、今度のプレゼンで使えそうだな」
って言うことを、クロスして考えることが大事かなと。
今まで、「やってきた」やり方ではなく、いま「一番面白いとか、人のためになるとかの」やり方をいろんな分野の気付きから取り入れること。
「万物は全て一つにつながっている」っていうことです(大袈裟だけど)。

「決めつけること」

そして、できるだけ避けるたいことは、決めつけることです。
「あいつ(おれ)には無理だよ。」
「この仕事は、コレが精一杯だ。」
「この分野ではコレが定石。」
こういう固定概念が大事な可能性を否定してます。ただ、固定概念は判断を早くし、効率性を上げると思っています。なので、ここは仕事の場合はバランスが大事。
だから、僕の場合は特にプライベートで何かするときには、固定概念を壊せないかと考えています(←人と同じことをするのが嫌いなあまのじゃくなんです。)

結局どういうこと?

つまり、「現状の概念」を覆すために
いろいろな分野でアンテナを張り「気付き」、それを「活かし」、
より良い考えを創造することが、
僕の考える固定概念からの越境です。
大事なことは、
「その分野のことはその分野にしか答えがない」
と決め付けないことです。そして、恐れずに分野の概念を超えることです。

越境したこと

「でるんだったら、DevLove甲子園で1位とります。」っと言った時、沢山の人が僕のことを冗談だと思ったと思います。正直、正しい評価だと思います。だって、僕は今まで1度も外部発表したことありません笑。あぁ、なんか、この評価を覆せないかなとあまのじゃく的に考えてました。
そこで、どうやってインパクトを残すかを考え、至った答えは「僕の気づき活かし、みんなが楽しめ印象に残るエンターテイメントなプレゼン」です。

固定概念の越境の一歩

まず、テーマを一番みんなが共通して楽しんでくれるであろう(僕の好きな)プログラミングにしました(技術者向けの発表なので)。しかし、それだけだと面白く無いので、僕がガウディの建築が、今の僕達がやっている開発に通じているのでは?という、普段読んでいる雑誌から得た気付き活かしているということを題材にすることにしました。
現場のコード意識を変えるために導入したリーダブルコードとガウディの思想 - DevLove甲子園2014技 -

そして、プレゼン自体には、普通だとありえない野次機能を取り入れました。
これには2つの気づきがありました。

  1. 甲子園って客もいないと成り立たないよね
  2. 会社でプレゼンするときに、少人数で観客から会話が飛ぶほうが楽しいよね。

そこから、自問自答です。
「なんか、野次も声援もない甲子園なんて面白くないよね。」
「じゃあ、お客さんから野次とかを飛ばしてもらおう。」
「一番手軽なのは何かな?twitterだ!」
っということで、twitterにつぶやいたことが、画面に表示される。野次機能を作成しました。
DevLove甲子園で使った野次機能を公開しました! - だいごろうのブログ


あとは、これが成功するかどうかは全然わかないので、自信を持って、チャレンジするだけですね。今回大事なのは、コレを通して、僕が2つの越境の一歩を表現したことだと思います。

  • プログラミングにガウディの考えは活かせるかもしれない。
  • 登壇は発表者のみでやるより、観客も参加したほうが面白い。

締め名言

最後に、もう一つ、大事にしている名ぼやきがありまして、このぼやきで締めていきたいと思います。

先入観は罪、偏見は悪
初めの勝ちは、嘘の勝ち
by 野村克也

まとめ

今回、僕が題材としたのは固定概念からの越境です。
越境するために大事なことは、日常から気付き、それをどう活かすか考え、その世界で決められている(かのうような)固定概念を超えて行くこと。
そして、「その分野のことはその分野にしか答えがない」と決め付けないことです。そして、恐れずに分野の概念を超えることです。

本当に強い者とは どういうものかがわかるのは・・・ 本当に強い者になったときじゃ
by バガボンド 胤栄

そもそも、まずは、気付きもなければ、活かせることもありません。ファーストステップに立つために気づきのアンテナを広げましょう。
そして、それを活かして、今までの概念を壊してみましょう。
最後に強い者(越境したか)になれたのか、振り返ってみましょう。
やらないと、そもそもファーストステップにすら立てません。

先入観は罪、偏見は悪
初めの勝ちは、嘘の勝ち
by 野村克也

そして、越境したなと思ったら、それは先入観になるので、
「この越境も素晴らしい1つの気づきだったな」
くらいに抑えて、また、新しい気付きを探していきましょう。

そうやって、世の中の固定概念にどんどん越境がたくさん起きて、
様々な分野がもっと面白くなっていけばいいなと思います。

次回予告

1月18日(日) 新井 剛(2)さんですね!よろしくお願いしますー

1月24日(土) - 1月30日(金) 新井 剛
が気になるところです。もはや、これがひとつの越境なのでは?と(; ・`д・´)カンジマシタ。

今年の抱負@2015version

明けましておめでとうございます。
3連休ですね。暇です。予定なしです。
というところで、今年の抱負を考えてました。

早速ですが今年の抱負はコレです。

(仕事において)選択と集中

昨年の目標が「アウトプット」という年で、がむしゃらにイロイロと挑戦してきましたが。今年は、「やること」と「やらないこと」をちゃんと分けて行動していきたいと思います。特に、僕はあんまり、物事を決めるっていうのが上手くないタイプなので、そこらへんをきちんと決めれるように成れればいいなと思っています。そんで、決めたことに集中して行動していきたいです。


あと、

(プライベートで)予定を組んで脱引き篭もり

サブターゲットってところで、ちゃんと人と会う予定を入れるようにしようと思ってます。
土日は家でボケーッとしてることが多いので、ちゃんと外に出ようと思いました。

ではでは、今年もよろしくお願い致します。

2014総まとめ

もうすぐ2014年も締めくくりですね。
最後に風邪を引きまして、布団の中で死んでおります。なので、頭働かないので書きなぐります。

目標

さて、2014の3月に考えた今年も目標が

  • 失敗してもいいから、アウトプット
  • 彼女を作る(笑

でした。

結果

  • DevLove甲子園で登壇

  • 野次機能


  • このブログを始めれた。
  • 彼女?なにそれ、美味しいの?

インスパイアー受けた系

TED動画


  • 関西で僕の発表中に(本気の)野次を飛ばす素晴らしい先輩方
  • 一緒に登壇させていただいた、最高のライバルの方々(DevLove)
  • おやじ、おかん、おい、めい、あね、あに
  • ガウディ

イロイロと考え事中に聞いた曲

まとめ

今年は、本当に新しいもの・人とたくさん会う年だったなと。社外の人とたくさん知り合えた。また、お酒でも行きたい。
でも、プライベートでたくさんプログラムを書くという事はできなかったので、もっと時間取らないと行けないなと。
まぁ、時間というものは有限でそのリソースの中で自分のできるようになりたいことをやり、やらないことを決めていくっていうことをしっかり考えるいい1年でした。

では、また、来年!さよなら、さよなら、さよなら!

プレパタをDevLove甲子園日本シリーズの発表にどう取り入れようか考えてみた

12月6日に東京でDevlove甲子園日本シリーズDevLOVE現場甲子園2014 日本シリーズ編 〜東西開発現場の集結〜 - DevLOVE | Doorkeeperというところで、発表させてもらう機会を頂いきました。前回の再演を行うつもりで、全く同じ気持で発表しても自分は成長しないなと思ったので、今回プレゼンテーション・パターン(以下、プレパタ)を幾つか導入してみようかと思います。
プレパタとは、こういうものです。

プレゼンテーション・パターンは、「創造的プレゼンテーション」の秘訣を言語化したものです。創造的プレゼンテーションには、想いが凝縮されたメッセージがあり、聞き手の想像力をかきたて、新しい発見をもたらす工夫がなされています。そのようなプレゼンテーションのデザインにおける視点や方法をまとめたものが、プレゼンテーション・パターンです。

by プレゼンテーション・パターン (Presentation Patterns)

IT分野の人にかぎらず、なにか発表などをする機会があるすべての人におすすめの内容なので一度読んでみることをおすすめします。無料でPDFのダウンロードも出来ますし、本でも販売してます。

プレゼンテーション・パターン

プレゼンテーション・パターン (Presentation Patterns)

この中から、幾つかピックアップして、どう導入するかをjust ideaで書きなぐってみました。

そもそものDevLove2014日本シリーズの(おれの)発表のゴール

今回の

  • 聴き手に新しい発見・発想を与えれるようなチップスを散りばめたい。(意識的に)
  • 聴き手に再認識を起こさせ脳の活性化を起こすこと(すでにこのスライドを見たことある人もいると思うので、その人にスルメ本を読んだような2度目の発見を与える)

そもそものこのプレゼンのメインメッセージ

  • 同じような現場で困ってる人への、解決への糸口を作る。
  • コーディングの意識の知識と必要性を伝える(リーダブル)
  • きれいなコードを書きましょう(って言いたい)
  • そのコードはあなた一人のコードではないのですよ。(って言いたい)


という上記のゴールを掲げた上で、プレパタのいくつかのパターンを使おうと考えています。

プレパタ

「内容・表現」に関するパターン

メリハリ

今回は話し方においてメリハリを考え、伝えたい部分を強調する。
例えば、聴き手に聞いてほしいことを言う前に一言開ける。そして、小さめに低めに言う。もしくは、大袈裟に言う。など。

はてなの扉

謎が解決していく爽快感を味わってもらう。
何のためにリーダブルコードがあり、引き継ぎを意識してもらわないと行けないのかなどへの発見を言葉の端々に散りばめて常に、「なるほど」「たしかにそーだね」って言う、発見を連続させる。

「魅せ方」に関するパターン

リアリティの演出

この発表の味噌は俺の現場にリアリティを持ってもらうことで、より当事者意識で発表を聞いてもらうこと。あたかも、そのチームで聴き手が同じ悩みを持ってますと思ってもらえるような話し方をする。

「振る舞い」に関するパターン

キャスト魂

発表者であることを意識してTEDみたいに。間のとり方など、どうやったら伝わりやすい話し方になるか聴き手に発見を与えれるかを、考えながら話す。

ひとりひとりに

一人一人に発見を与える気持ちで。発表中に聴き手の顔を、見る。むっちゃ見る。
ドン引きされるくらい見る。

“ 世界 ” への導き

聴き手が一緒に発表を作っているということを無意識にさせる。(難易度たけー)
野次機能で、参加しやすいような雰囲気ができればいいな。
聴き手のtwitが話すことに影響を与えるということができれば、成功。

即興のデザイン

野次機能を使う予定なので、その場でどんなコメントが飛ぶかを大事にして、話す内容をフィットさせながら、聴き手を楽しませる。

以上の目標を意識して登壇する。せっかくの大舞台で話すんだから、ひとつくらい成長したいな。

Guice見てみた

JavaのDI用のフレームワークGuiceりーどみー読んでみた。
覚えておくために簡単、ブログ

Guice

簡単に一言で言うと、
Javaでfactoryクラス使って、インジェクションしてるところを、
楽に簡単にしてあげるもの。
でもって、テストもしやすいし、変更もし易いよ。

というイメージ。だと思ってる。

サンプルコード

Guiceを使った場合と、使わなかった場合。
Motivation · google/guice Wiki · GitHub

感想

イマイチ、テストの時に簡単にインジェクションクラスを変更できるイメージが湧いてない。
もうちょっと、文献読まないとなー。

人にモノを教えるときにしてる3ステップ

こんばんは、ウィスキーが美味しい季節ですね。
秋で美味しいものがたくさんでてきた季節だから思うこと。

人にモノを教えるときに

自然とやってることがあるな~って思って、ブログにまとめてみた!
自分で新しいことをする時、人にモノを教えるときにやっていること。仕事でも、プライベートでも。
ベースはこういうこと
「新しいことを経験する際に、ちゃんと知り、考える」

3ステップ

  1. 「なぜ」をちゃんと「知る」 (教える)
    • 歴史、背景、過程、ストーリーとか
  2. その「なぜ」を「意識して」体感する (経験させる)
  3. 「なぜ」や「良さ」を自分でも考える (どうとらえたかを聞く)

これの例を料亭で同じことをしてるなって思ったので書いてみた。
(たぶん、同じような経験が皆さんあると思うっす)

料亭にて

料亭だと料理が出てくるときに、料理名とその料理の説明があったりすると思います。

鱧は梅雨の時期の雨をたっぷり吸ってると、無類の美味しさになるんですよ。
また、鱧の旨味と、梅肉や酢味噌の酸味が、絶妙に合いますので、お好みでつけてお召し上がりくださいね。

みたいなやつです。(昔聞いたことを思い出して書いてます)

1.なぜをちゃんと知る (教える)

これにより

  • なぜ美味しいのかっていうのを、「梅雨明けシーズン」
  • なぜ梅肉や酢味噌がついてるかというのを、「鱧の旨味と酸味が相性が良い」

っていうのを、知ることができます。コレにより、鱧を食べるときに「意識」することができます。

2.体感する (経験させる)

それから鱧は旨いのか、本当に梅肉や酢味噌が合うのか「意識」して、食べます。

3.良さを自分でも考える (どうとらえたかを聞く)

そして、食事の最後に
店「鱧はいかがだったでしょうか」
客「僕は、そのままよりなにかつけたほうが好きだね。梅肉が一番合うよ!」
なんて、会話があり、お客さんは鱧には梅肉が一番自分に合うという経験を意識します。

結果どうなる?

これらの流れにより、鱧の味や食べ合わせを意識することにより、ただただ食べるよりもよりも、美味しく楽しんで食事をすることができると思います。。
また、次に鱧に出会った時に、その時の話を思い出して、「この季節だから美味しい鱧だな!」「梅肉をつけて食べると旨いんだよな」っとか、その時の経験が次に活かされて、「より鱧を楽しめる人」になると思います。

仕事的にやってること

プログラマで、なにかを教えるときに気をつけていることは

  1. メンバーになぜこの「やり方」でこの「技術」で今やってるのかをちゃんと伝える。
  2. それを実践する機会を作る。
  3. 実際に、使ってみてどうだったかを、定期的に聞く。

なんてことです。メンバーも仕事をするときに意識することが増え、多様性のある仕事をできるようになっているのではないかと思います。

まとめ

普段から、自分が納得できなくて理由を調べる癖。そして、人に教えるときは理由や背景から教える癖があります。それをポジティブに使ってみると、こういう効果があるなーって思ったので、今日はまとめてみました。やはり、大事なのは「きちんと知り」「意識して行い」「自分の感想を持つ」ということを、教えられる側に経験させることなのかなと思います。でも、10年後とかに、この考えは甘かったなーって思うんだとは思うが、それはまた先の話じゃ( ・∀・)ノ